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なお、両端肘板固着の場合は、両端ラグ固着の80%として係数cを決めた。また、面材のみスニップの場合、固着と支持の中間と考え、ラグ固着とスニップの中間の値を用いてよいこととした。
(d)防撓材の肘板固着
防撓材の肘板の寸法は、表6.9による。
竪防撓材の上端の肘板を甲板に固着する場合、肘板を縦通梁に有効に固着させるか、又は隔壁の次の横置梁まで達せしめなければならない。この場合、必要に応じてその部分の甲板の防撓性を増さなければならない。
竪防撓材の下端の肘板を船底外板に固着する場合、肘板を船底縦通肋骨上に有効に固着させるか、又は隔壁の次の肋板に達せしめなければならない。
水平防撓材の端部の肘板を縦通隔壁又は船側外板に固着する場合、肘板を竪防撓材又は縦通肋骨に有効に固着させるか、又は横置隔壁の次の竪防撓材か横肋骨まで達せしめなければならない。
(3)深水タンク
(a)隔壁板及び頂板の板厚
水密隔壁板と同様に、四辺固定の矩形板に等分布荷重が作用するときの矩形板長辺の中央点に作用する応力が耐力の2/3を超えないように板厚を定める。
隔壁板及び頂板の厚さtは、次の算式で計算できる。

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主機会又はスラスト受台を直接取り付ける場合、その部の頂板の厚さを適当に増加し、かつ、主機据付けボルトの主要列の下部及びその他タンク内の適当な位置に側桁板を増設しなければならない。
(b)防撓林
水密隔壁防撓材と同様に弾性計算で定める。ただし、防撓材に生ずる応力は材料の耐力の2/3とする。

 

 

 

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